シャッターについて
シャッターの役割は、撮影する瞬間のみフィルムやセンサーに光が当たるように、露光する時は開き、それ以外の露光しない時には閉じて光を遮っています。
シャッターは露出時に一定の時間だけ開いて光を取り込みますが、そのシャッターが開いている時間をシャッタースピードといい、開いている時間が短いほどシャッタースピードが速いといい、開いている時間が長いほどシャッタースピードが遅いといいます。
そして、シャッターはその開いている時間によって、光の量を調節する役割があります。
シャッタースピードは以下のような倍数系列で表されます。
シャッタースピードは一般的に上記のような倍数系列で表され、基本的には上記のように約2倍ずつになっていきます。
即ち、1つ動かすごとにシャッターを通過する光の量も約2倍に変化するということです。
表示される時は、1/125秒なら125、1/4なら4、というように分母のみで表示されます。
シンクロ速度
ストロボを使用して撮影する場合に、その発光に合わせてシャッターが開く最高速度です。
通常はX で表記されることが多く(メーカーや機種により様々ですので、お使いのカメラの取扱説明書を確認してください。)それ以上のシャッタースピードに設定すると画面全体が
写らず、一部にシャッターの影が写り込んで影になってしまいます。
一般的に、1/60~1/250の範囲内にシンクロ速度が設定されているカメラが多いです。
シャッタースピードの違いによる効果
シャッタースピードは光の量を調節する機構の1つですが、それ以外にもシャッタースピードの違いによって得られる効果があります。
例の写真を見ると、1つは動きが流れていますが、もう1つは停まって写っています。
シャッタースピードが遅いと動いているものはぶれて写りますが、シャッタースピードが速いと動いているものを停めて写真に写すことができます。