レフ板について
レフ板は、撮影する際に被写体に光を反射させるために用います。
太陽やストロボなどの光源から直接被写体に光が当たると、必然的にその光源との反対側には影ができます。
この影を和らげるために、主にレフ板は用いられます。
形状や材質は様々で、発砲スチロールや板、布で出来ているものが主流です。
布で出来ている物には丸い枠のついたものや、パイプを使用して四角に組み立てるものがありますが、どちらも折畳むことができ携行性にすぐれている製品が多いのが特徴です。
一方、発砲スチロールや板で出来ているものは、撮影用のスタジオなどで使用する大型のものから、商品撮影など使用する小型のものまで様々あります。
例の写真を見ると、その効果がわかります。
これは商品撮影に限らず、人物撮影でも同様の効果を得ることが出来ます。
一般的にレフ板は白または銀色であることが多いのは、光を反射するためですが、反対に黒の板を使用して光を反射させない方法もあります。
これは、商品の輪郭部分をはっきりさせる場合に主に使用される方法です。
2つの例の写真で効果を見ることが出来ます。
また、白や黒のレフ板を使用して反射する商品の写り込みを防ぐ方法もあります。
これは、どちらの色を使用するかは撮影する商品や状況によって変化します。
例の写真は白を使用した場合と、黒を使用した場合です。
商品撮影で、反射する商品の場合周りの景色が写り込んでしまい商品の本来の色や形状がわかりずらい写真になってしまうことがありますが、この方法を用いれば商品本来の魅力を引き出すことができます。