スリーエムジャパン株式会社 様
将来的には自社内撮影を100%へ
今回は、世田谷区にあるスリーエムジャパン株式会社本社へ、おじゃましました。 スリーエムジャパン株式会社さんは、スコッチテープやポストイットなどの一般向け商品から、 電気、建築、自動車などの工業製品まで、幅広い製品を取り扱いしている会社です。
今回、本社内の会議室を利用して、商品撮影、人物撮影、動画撮影ができる社内スタジオを開設したいということで、私どもがお手伝いさせていただきました。 ご購入いただいたのは、ストロボ250W2灯セット、背景紙セット(大小)、レフ板、LED6002灯セット(動画用)一眼レフカメラです。
納品時に、機材のセッティングと、約20名の方に商品撮影の講習(約2時間)を行いました。 撮影は一眼レフカメラ(キャノンEos)をUSBでパソコンと接続して、直接パソコンへ画像を取り込む、リモート撮影で行っています。
今回、社内撮影スタジオを立ち上げて運用されている、マーケティング本部eビジネスグループマネージャーの田中様にお話を伺いました。
ほとんどの撮影は外注に出していました、一部の部署で机の上に載るような簡易撮影機で、小さい商品は撮影していました。
割合としては、1パーセント未満ですね。
私自身映像の機材についての知識があったこと、近年のデジタル化によって、撮影機材が手頃な価格で購入できるようになったこと、撮影の低コスト化やスピードアップを図るためですかね。
それと、以前は各事業部単位で撮影機材を用意しているところもあり、一本化することで、より効率的に撮影機材が利用できるのではないかという思いもありました。
まず、リーズナブルな製品を提供していただけるという点、ショールームで機材を見ることができる点、商品撮影講習も行ってくれると点ですね。
もし撮影機材だけスタジオに置いてあって、商品撮影に使っていいよと言われても、たぶん誰も使わないんじゃないですかね、特に女性社員は一眼レフやストロボは触る前から敬遠するんじゃないでしょうか。
基本的なことを教えてもらえると、意外と簡単に撮影できるということが分かりますから、講習はやってよかったと思いますね。
スタジオにはモニターを常備していて、撮影用に持ってきたパソコンを繋いでもっと大きい画面で確認できるようにしています。カメラの背面モニターと違ってモニターの画面は大きいので、商品の細部まで確認できますし、数人で見ることも可能ですね、データも直接パソコンに入るので、データ転送の手間も省けますね。
一眼レフでの撮影は、メカ的な要素があって難しいイメージがありますけど、パソコンに繋ぐことで簡単にできるというイメージになりますね。
初めて使う方には、私が基本的なことを5分程度教えてから使ってもらっています。機材もセッティングしてあるので、1~2回撮影すれば使いこなせるようになっていますね。
わたしの部署で管理していますが、毎日1~2件は予約が入っています。
社内に撮影スタジオがあれば、人の移動時間や商品を発送する必要がないですから、コスト削減とスピードアップができるというメリットがあると思います。
約40部署ありまして、7万点くらいです。
現在、自社内撮影30%、外注70%くらいですが、将来的には自社内撮影を100%に近づける方針です。
デザイン等はほとんど外注ですが、一部の部署は社内でやっています。デザイン等についても社内制作を増やす方向です。
ほとんどがカタログです、媒体は印刷とWebです。
写真が90%、動画が10%くらいです。
マーケティング部門は本社にありますから支社での撮影はあまり必要ないですが、関連会社のスタジオ利用は行っています、外のスタジオを借りる必要がないので、経費節減になっています。
パソコンを使って確認しながら効率よく撮影できる社内撮影スタジオは、メカが苦手な女性社員の方も良く利用されているようです。広告のコスト削減、スピードアップを目指す企業には、自社内撮影スタジオは、今後必要不可欠な設備になるのではないでしょうか。
- スリーエムジャパン株式会社
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